ハロウィーンは自宅で、東京・渋谷区が呼び掛け
コロナ対策のため、ウェブ上の仮想空間でイベントを開催
東京・渋谷駅周辺に大勢の人が集まる今月末のハロウィーンを前に、渋谷区の長谷部健区長は21日に記者会見し、新型コロナウイルス対策として「街になるべく来ないで自宅で楽しんでほしい」と呼び掛けた。昨年と同様、ウェブ上の仮想空間で関連イベントを開催し、オンラインで楽しめるようにする。
コロナの感染状況が落ち着き、通常営業に踏み切る飲食店が増えると見込まれるため、人出が大幅に増加する可能性がある。長谷部区長は「コロナ禍でまだ慎重に行動しないといけない時期。しっかりと考えて行動してほしい」と訴えた。
これまでのハロウィーンでは、渋谷駅周辺に多くの若者らが集まり、迷惑行為が相次ぐなどの問題が発生。そこで区は、10月31日や年末年始などを対象に、駅周辺の路上での飲酒を禁じる条例を制定。また、啓発のための旗を繁華街に掲げるなどして、対策を強化している。