羽生結弦選手、故郷に金メダルを報告
宮城県庁と仙台市役所を訪問、報奨金は被災地へ
ソチ五輪のフィギュアスケート男子で金メダルを獲得した仙台市出身の羽生結弦選手(ANA)が26日、宮城県庁と仙台市役所を訪れ、村井嘉浩知事らに優勝を報告した。
県庁の玄関ロビーでは、ファンや職員ら約1000人が到着を待ち、金メダルを首に下げた羽生選手が現れると、大きな拍手や歓声で出迎えた。村井知事が「県民一丸となって応援した。本当に金メダルを取り、夢のよう」と祝福すると、羽生選手は「被災地に早く復活してもらいたいという思いで、報奨金を寄付したい」と応じた。
羽生選手はこれに先立って仙台市役所を訪問。奥山恵美子市長から、優れた業績をたたえる「賛辞の楯」を贈られた。羽生選手は「五輪チャンピオンとして(今後も)いい演技をしたい」と約束し、「この金メダルが東北への支援を考えるきっかけになればいい」と話した。