冬の祭典「ソチ五輪」が幕開け


開会式で小笠原歩選手を先頭に日本選手団248人入場

冬の祭典「ソチ五輪」が幕開け

ソチ五輪の開会式で入場行進する日本選手団。先頭は小笠原歩選手=7日、ロシア・ソチ(時事)

冬の祭典「ソチ五輪」が幕開け

開会を祝う花火と、ともされた聖火=7日、ロシア・ソチ(時事)

 ロシア初の冬季五輪、第22回冬季オリンピック・ソチ大会は7日(日本時間8日未明)、五輪スタジアムで開会式が行われ、冬の祭典が幕を開けた。ロシアでの五輪は1980年モスクワ夏季大会以来。史上最多の87カ国・地域から約4500人の選手・役員が参加し、日本選手団は国外の大会では最多の248人(選手113人、役員135人)が出場。開会式ではロシア語のキリル文字順に、最後に登場する開催国ロシアの前に入場行進した。

 日本選手団は、旗手を務めたカーリング女子の小笠原歩(北海道銀行)を先頭に、橋本聖子団長、ジャンプ男子で7大会連続出場の葛西紀明主将(土屋ホーム)らが笑顔で観衆に手を振った。安倍晋三首相も出席した。

 開会式は2014年にちなんで、午後8時14分(日本時間8日午前1時14分)に始まった。雪の結晶を表す模型が五輪を形作る演出で、一つが開かない小さなトラブルはあったが、ほぼ予定通りで、ロシアのプーチン大統領が開会宣言した。聖火は、最終走者に選ばれたかつての名選手、フィギュアスケート・ペアのイリーナ・ロドニナさんとアイスホッケー男子のウラジスラフ・トレチャク氏によって点火された。

 6日に一部でスタートした競技は8日に再開し、23日までの17日間に、史上最多の7競技98種目で熱戦が繰り広げられる。(ソチ時事)