ブダペスト市長が中国名門大の設置計画で抗議
建設予定地周辺4カ所の通り、「香港」「ウイグル」に改称
ハンガリーの首都ブダペストのカラチョニ市長は2日、中国の名門校である復旦大学のキャンパスを同市に設置する計画に抗議するため、建設予定地周辺にある4カ所の通りを「自由香港通り」などに改称したと明らかにした。
このほか「ウイグル殉教者通り」、「ダライ・ラマ通り」、「謝士光司教(中国で迫害されたカトリック司祭)通り」にそれぞれ改称。カラチョニ市長は記者会見で、「計画が実現しないよう依然期待しているが、実現した場合はこれらの名称を我慢しないといけない」と述べた。
漏えいした内部文書によると、キャンパスの予想建設費15億ユーロ(約2000億円)のうち13億ユーロ(約1740億円)は中国からの融資で賄われる見込み。カラチョニ市長は「ハンガリーの納税者の負担で復旦大は要らない」と反対の立場を強調した。(ブダペストAFP時事)