ソチ五輪いよいよスタート、7日に開会式
6日にフィギュア団体など3競技、メダル狙う
ロシアで初めて開催される冬季五輪のソチ大会は開会式前日の6日、3競技が行われ、冬の祭典がスタートする。
まずは、新たに採用されたフィギュアスケート団体で、男子とペアのショートプログラム(SP)が行われる。日本は19歳の羽生結弦(ANA)を起用する予定で、ペアには高橋成美、木原龍一組(木下ク)が出場する。開会式翌日の8日の女子SPには浅田真央(中京大)が臨む予定。
フリースタイルスキーの女子モーグル予選1回目には上村愛子、伊藤みき(ともに北野建設)らが挑む。5大会連続出場の上村は悲願のメダルを目指す。伊藤は右膝の負傷を乗り越えられるか。
新種目のスノーボードのスロープスタイルには17歳の角野友基(日産X-TRAIL)が出場し、冬季五輪の日本選手で最年少のメダルを狙う。(ソチ時事)
17歳の角野友基、メダル1号狙う
新種目のスノーボード・スロープスタイルの公式練習が4日に行われ、日本勢でただ一人出場する男子の角野友基(日産X-TRAIL)が6日の予選に向けて入念に調整した。決勝は8日に行われ、今大会の全種目で最初のメダリストが決まる。角野は「日本勢に勢いをつける成績を出したい」とメダル獲得への意気込みを示した。
コースには急勾配のジャンプ台があり、各選手とも難度が高いと評している。前日にはメダル候補のトシュテン・ホルグモ(ノルウェー)が転倒して鎖骨を骨折した。この日もフィンランドの女子選手が転倒して担架で運ばれ、けが人が続出している。角野は「魔物がすんでいるが、力まずに、いつも通りにやれば大丈夫」と平常心で臨むことを誓った。(ソチ時事)