常陸宮殿下、80歳に


宮邸で運動、発声練習もされる

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常陸宮殿下は80歳の誕生日を迎えられた。右は同妃華子殿下=10月15日、東京都渋谷区の常陸宮邸(宮内庁提供)

 天皇陛下の弟の常陸宮殿下は28日、80歳(傘寿)の誕生日を迎えられた。御高齢となり、最近は車いすで御公務をこなす。宮内庁によると、日頃から宮邸(東京都渋谷区)の廊下を歩いたり、自転車型のトレーニングマシンで運動したりして体力維持に努められている。

 今夏、肺炎で入院し、10月にも風邪気味で徳島県訪問を取りやめられるなどしたが、その後体調は回復。式典などでのあいさつに備え、早口言葉や五十音の発声練習に毎日取り組まれており、現在の健康状態に問題はないという。

 名誉総裁を務める公益財団法人がん研究会のがん研究所(江東区)に週3回ほど足を運び、研究者らと懇談などをされている。また、友人らとトランプの「コントラクトブリッジ」をしたり、同妃華子殿下(75)と公園の散策や野鳥観察をしたりして過ごされているという。