秋篠宮殿下御夫妻 ブラジル外交樹立120周年式典御出席
【サンパウロ綾村悟】ブラジルを公式訪問中の秋篠宮殿下御夫妻は5日、首都ブラジリアのブラジル連邦議会で行われたブラジル外交樹立120周年式典に出席された。
秋篠宮殿下は、式典のごあいさつで、日系人を温かく迎え入れたブラジル政府と国民に謝意を表明、両国の友好関係と絆がさらに強まることを期待された。
日本とブラジルは、1895年11月5日に日伯修好通商航海条約に調印、今年はブラジル各地で外交樹立120周年を記念するイベントが開催されている。
ブラジルは、世界最大の日系人居住地として知られており、現在、190万人の日系人がブラジル国内に居住している。日本からの最初のブラジル移民は、1908年(明治41年)4月、神戸港から「笠戸丸」に乗船して6月18日にブラジルのサントスに上陸した781名の移民団が最初、1970年が最後の集団移民となった。
秋篠宮殿下は、6日にルセフ大統領を表敬訪問、大統領と共にブラジル政府主催の昼食会に出席されることになっている。