ブラジル日系社会に「深い敬意」
秋篠宮殿下御夫妻、歓迎行事に御出席
【サンパウロ時事】日本との外交樹立120周年に合わせ、ブラジルを公式訪問中の秋篠宮殿下御夫妻は28日夕(日本時間29日未明)、サンパウロで日本移民や日系人約1200人が参加した歓迎行事に出席された。
秋篠宮殿下はあいさつで、移民の苦難の歴史や190万人に上る日系社会の活躍に触れ、「困難を乗り越えて来られた方々に深い敬意を表します」と述べられた。
会場を訪れた連邦下院議員で日系2世のケイコ・オオタ氏(65)は「両親から皇室への敬意を聞かされ育った。お目に掛かれて感激した」と話した。
御夫妻はこれに先立ち、日本移民の慰霊碑に供花し、日本移民史料館を視察された。
御夫妻は27日に日本を出発し、サンパウロに28日朝、御到着。秋篠宮さまのブラジル御訪問は1988年以来2度目で、同妃紀子さまは初めて。