皇太子殿下御一家 空襲経験者らと御懇談
皇太子殿下御一家は戦後 ７０年企画展「伝えたい あの日、 あの時の記憶」を見学された＝２２日午後、東京都千代田区 の日比谷図書文化館（代表撮影）
皇太子殿下御一家は２２日、東京都内で開かれた戦後７０年の企画展「伝えたい あの日、あの時の記憶」を見て回られた。
昭和館（千代田区）、しょうけい館（同）、平和祈念展示資料館（新宿区）による合同企画で、皇太子殿下御夫妻が招待を受け、長女愛子殿下（１３）の同伴を決められた。この日は、鹿児島で空襲を経験した春成幸男さん（９０）、南方戦線で負傷した漫画家水木しげるさんの長女原口尚子さん（５２）、父がシベリア抑留者の俳優石丸謙二郎さん（６１）が講演し、御一家は講演会後の３人と約３０分間にわたり懇談された。
空襲で家族７人を失った春成さんは、御一家から「大変でしたね」と声を掛けられたといい、「何よりの供養になった」と話した。
続いて御一家は、竹で作られた代用品のランドセルや恩賜の義手などの展示品を見て回り、真剣な面持ちで説明に耳を傾けられた。
