皇太子殿下御夫妻、トンガ国王戴冠式に


雅子殿下、2年ぶり海外御公務

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皇太子殿下御夫妻はトンガ国王ツポウ6世の戴冠式に参列された=4日午前、トンガ・ヌクアロファ(代表撮影・時事)

 【ヌクアロファ時事】トンガを公式御訪問中の皇太子殿下御夫妻は4日午前(日本時間同日早朝)、首都ヌクアロファの教会で開かれた国王ツポウ6世の戴冠式に参列された。雅子殿下にとってオランダ以来2年ぶりの海外御公務で、今回の御訪問で初めて公式行事に臨まれた。

 皇太子殿下はモーニング姿で、2008年のトンガ御訪問の際に同国から贈られた勲章と日本の勲章を着用。雅子殿下はベージュのロングドレス姿で、前日夜にトンガから贈られた勲章と日本の勲章を着けて参列された。

 戴冠式には各国の王族や南太平洋諸国の首脳ら約1000人が出席。賛美歌が流れる荘厳な雰囲気の中、御夫妻は玉座横にある特別席の最前列に座り、国王が牧師から王冠をかぶせられると、拍手を送られた。雅子殿下は終始落ち着いた表情で、式典の前には皇太子殿下の隣に座った国王の姉ピロレブ王女と笑顔で言葉を交わされる場面もあった。

 御夫妻は引き続き近くの王宮の庭で催された王室主催の昼食会に出席された。御夫妻はウルカララ皇太子とピロレブ王女の間に着席され、それぞれ談笑された。同日夜開かれた政府主催の夕食会には、雅子殿下は負担や体調を考慮し、予定通り欠席された。