佳子内親王殿下20歳、初の御会見
「一つ一つの仕事を大切に」
秋篠宮殿下御夫妻の次女佳子内親王殿下は29日、20歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、東京・元赤坂の秋篠宮邸で初めて記者会見に臨み、「頂いた仕事を一つ一つ大切にしながら取り組んでいくべきだと考えております」と成年皇族としての抱負を述べられた。(3面に関連記事)
8月末に学習院大を中退し、来年4月からは姉の眞子内親王殿下(23)と同じ国際基督教大(ICU)に入学される。幼稚園からずっと学習院だったため、「限られた一つの環境しか経験できていない」と感じられていたことが中退の理由だと説明。英語教育が充実し、専攻を決めずに幅広く学ぶICUに魅力を感じたといい、「学業に励みながら、楽しく充実した学生生活を送りたい」と笑顔を見せられた。
結婚については「将来的にはしたい」とされつつ、「現在は考えておりません」。理想の男性像は「一緒にいて落ち着ける方」と述べられた。
自分の性格を「父と同じように導火線が短い」と分析して会場の笑いを誘い、「ささいなことで口論になってしまう」とも明かされた。家族については、秋篠宮殿下(49)は「さまざまなことを知っている」、紀子殿下(48)は「非常に優しく、前向きで明るい人」、眞子さまは「何でも話すことのできる頼りになる存在」とそれぞれの印象を語られた。弟の悠仁親王殿下(8)とは折り紙をしたり本を読んだりして過ごしているという。
祖父母に当たる天皇、皇后両陛下からは、若い頃の経験や国内外の歴史、自然、文化について話を聞くことがあるといい、「学ぶことが多いと感じております」と話された。