典子女王殿下、両陛下に御礼
皇居・宮殿で「朝見の儀」
「朝見の儀」で天皇、皇后両陛下にあいさつされる典子女王殿下＝２日午後、皇居・宮殿「松の間」（代表撮影）
５日に出雲大社での結婚式を控えた高円宮家の次女典子女王殿下(２６)は２日午後、皇居・宮殿「松の間」で「朝見の儀」に臨み、天皇、皇后両陛下に感謝の言葉を述べられた。
典子さまは薄いピンク色のロングドレスに勲章を付け、髪にティアラを飾られた正装姿。両陛下の前にゆっくりと進み出て「今日まで長い間、深いご慈愛をもってお導きくださいましたこと、謹んで御礼申し上げます」などと述べられた。
天皇陛下は「今後とも二人で愛を育み、良い家庭を築いていくよう願っています」、皇后陛下は「お二人の健康と幾久しいお幸せを祈ります」と言葉を掛けられた。
両陛下と典子さまはこの後、黒豆と日本酒、みりんを煮詰めた煮汁「九年酒」をそれぞれ口に付けて「別れの杯」を交わされた。
終了後は宮内庁と皇宮警察の職員約６００人が宮殿東庭に並び、車に乗り込んだ典子さまを拍手で見送った。
