両陛下、老人クラブを御見学
「敬老の日」最後の御訪問
天皇、皇后両陛下は30日午前、東京都練馬区の区立練馬文化センターを訪れ、同区の老人クラブ連合会が会員向けに開講しているコーラスとフラダンスの教室を見学された。両陛下は1992年から、毎年敬老の日にちなんで高齢者福祉施設などを訪問されているが、今回が最後。来年以降はこどもの日にちなんだ施設訪問とともに若い世代の皇族に引き継がれる。
コーラス教室ではこの日、男女合わせて30人がピアノの伴奏に合わせ、東日本震災後の福島県について歌った「希望のひまわり」という曲を披露。フラダンスでは、赤いワンピースに身を包んだ女性たちが踊りをお見せした。天皇陛下は「みんな元気でいることは心強いですね」、皇后陛下は「どうぞお元気でお続けになってくださいね」とやさしく声を掛けられていた。