2021年12月26日(日)

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増える“獣害”の脅威 人間との共生の道は
(左)狂犬病の媒介動物でもあるアライグマ、(右)住宅侵入の相談が多く寄せられるハクビシン

 

 日本各地でイノシシやシカなどの野生動物による農業被害が深刻化している。農作物のみならず、樹皮や新芽までも食い尽くされるケースもあり、手塩にかけた田畑を一夜にして荒らされる農家の絶望は計り知れない。

 農林水産省が発表したデータによると、2012(平成24)年度から右肩下がりだった農業被害金額は、昨年の2020(令和時代)年度で被害金額が約161億円だった。
 中山間地域のみならず、都会もまたアライグマやハクビシンなど野生化した動物の浸食に悩まされている。
 これまで破壊されてきた自然が、今度は逆に人間社会を脅かしつつある。人と人間の共生の道について探った。

≫駆除すれども減らぬ被害
  人的被害・感染症への懸念も
≫動物と人間の間に緊張関係を
 森林ジャーナリスト・田中淳夫氏に聞く
≫イノシシを農業肥料へ
 駆除後の処理に解決策

特 報

▼オミクロン株/来年猛威の可能性
 免疫回避力、適応力に懸念

オピニオン

▼メディアウォッチ
【新聞】「LGBT」「女性の社会進出」への関心/最低を示した読売の世論調査
▼ここが変だよ 日本共産党
 連合・芳野会長の発言
 民主集中制の特異性を指摘 

文化

▼山形で頑張ってます!
 心身を鍛え、感性を磨く

コミュニティー

▼いのちの言葉
 愛を投じ、受け止める
 「愛の二刀流」で家族円満
▼令和時代の家族のかたち
 無差別殺人を生み出す「孤独」
▼親子で学ぶニュースQ&A
 ヒートショックの注意点は?

ファミリー

▼健康ライフ
 ④高血圧の話 塩分の摂取控えめに
▼カウンセラー向井敬二の相談室
 集団行動を好まない子

教 育

▼児童福祉の現ン場から
 グレーゾーンの家庭への対応に苦悩
 疲れ果てる教師と相談員

生 活

▼2022年 1 月の運勢表
 1月5日~2月3日 辛丑 三碧木星

ひ と

▼高校生活を救った映画への道
映画監督・松本花奈さん